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軍事板「戦時中、戦場でのほのぼのとした話」スレまとめサイト
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614 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 20:53:44 ID:???
ビルマからタイへ転進していた給油車の運転兵の話。
単独行軍でタイへ潰走の途中、エンジントラブルで給油車が止まり、
今日はここで野宿して明日修理しようと思っていたら、ビルマ人女性が
現れて「メシをご馳走したい」といいなさる。同乗の助手の一等兵は
「ビルマ人は日本に対して反乱起こしたらしい、メシに招いて毒殺する
腹積もりでないか」と警戒する。
せっかくだから・・と運転兵のほうはビルマ人女性宅へお邪魔して
夕飯をご馳走になりました。寝床も用意されたので、警戒する助手を
尻目に一晩お世話になる。
朝になったら体にも変調がなし、純粋に私たちを歓迎してくれたことに
二人は感激し、お礼をするものがないので、給油車から
サイダー瓶数本にガソリンを入れてきてお礼とした。
ところが、ビルマ人女性宅の親父さんぽいお方が飲み物と勘違いして
口をつけた。身振り手振りで、ガソリンです、と説明はしてたものの、
親父さんのほうには伝わらなかったみたいです。
親父さんがしかめっ面して「これはなんじゃ!」みたいなアクション
してきたので、二人はとにかくビルマ語で「ありがとう」と言って
一目散に逃げ出してきたとのこと。

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562 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 16:17:56 ID:???
>>556
多分分かってて端的な表現してるんだと思うけど、シュワルツコフはセントラル・コム
(中近東・東アフリカ・中央アジア即応軍)司令として緊急時はドイツ駐留軍等から引き抜く
精鋭部隊司令官になる予定で、それなりのスタッフと情報オフィサーは統括していた筈。
 確かに「有事」がなければ閑職になりかねない地位に、士官学校史上最優秀成績での
卒業者と、相応のスタッフを配置しているあたりが備えの凄みか。

 それだけじゃなんなので、結構知られた話かと思うが。
 上で出ている古今亭志ん生、戦中・満州に行く以前に「ビールがあるから」と言われ知人宅へ。
メーターが上がって「あたしゃあるだけ飲み干すまで帰らない」と言うので一杯にビールを入れた
土瓶を貰ってふらふら帰る途中、空襲警報。「どうせ死ぬなら」と路傍にどっかと座ったまま全て
飲み干し、そのまま寝入ってしまう。翌日、無事無傷に目覚めた志ん生は帰宅。家人はてっきり
空襲で死んだものだと思っていたらしい。

戦後脳溢血に倒れ、恢復・復帰後に
「どうやら志ん生、空襲で死んだらしい」
「どうやら志ん生、満州で死んだらしい」
「どうやら志ん生、脳溢血で死んだらしい」
…「いやところがね、生きてんですけどね」。

と、自らの「死んだらしい」ネタで復活・健在振りを示している。

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552 名前:名無し三等兵[] 投稿日:2009/01/29(木) 21:01:54 ID:F8hcTrs+
漫才師のいとしこいしのこいし師匠はよく戦争体験を語ってるな。
広島の師団に入営して92式重機を任されてたらしいのだが

兵舎に米軍機が機銃掃射にくるさかい対空射撃をせなあかんのやけど迫ってくる敵機なんて怖くてよう射てへんで でも射たないと上官に怒られるから通り過ぎてから後ろから射ちよんねん

機銃掃射された時の恐怖については


自分の身体をどうにか鉄帽の中に収めようと身体を縮めてみるんやけど入らへん

ちなみに広島で被曝して兵舎の生き埋めになって死にかけたらしいが、軍服がボロボロだったから死体からはぎとって帰ってきたと笑いながら話てたw

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546 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/01/29(木) 14:40:44 ID:???
黒江保彦氏の著書から

ビルマ航空戦で撃墜され、捕虜となった英軍の中尉が
真っ先に「自分を撃墜したのは、誰であったか」と聞いたという。
撃墜した本人に会って、握手をかわしたいと希望していたという。


547 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/01/29(木) 18:00:14 ID:???
黒江氏の著書なら、英国空軍ダッケン氏の話がいいね。

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530 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/01/26(月) 19:09:28 ID:???
ノモンハン事変でのお話

ある酒好きの軍曹がいた。
懐にこっそり忍ばせたウィスキーの小瓶
皆に自慢しつつ、実は戦闘に勝利したら皆で回し飲むつもりでいた。
敵軍からの砲撃は凄まじいが塹壕に隠れていれば怖くないと悠々と部下達を避難させ、自らも退避する。
が、その日は偶々運が悪かった。
爆発で吹き上げられた土砂が軍曹の首から下を埋め身動きが取れなくなってしまった。
軍曹が見たのは目の前で倒れ地面に吸い込まれていくウィスキー…
彼を助け出す部下に
俺は助けなくて良いから酒を助けろ!と言ったとか言わなかったとかw
後日この軍曹、日本人は風呂に入らないと死ぬ!
と主張、
ドラム缶風呂を部下も入れるように縦に割って二つ作製、
しかし「俺が湯加減を試す」と入浴中空襲が始まり鉄ッパチに裸と言う珍妙な姿をバッチリ記録され、後日部隊長の手記で国民中に晒されてしまったそうな。

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487 名前:sage[名無し三等兵] 投稿日:2009/01/10(土) 21:37:40 ID:???
バルジの戦いのさい、ナチの親衛隊(SS)の先鋒部隊がアメリカ軍の前線を破ってアルデンヌの森に侵入した。
1944年12月のことだ。士気をくじかれたアメリカ軍の部隊は恐怖に駆られ、ナチスに追いすがれながら
アルデンヌの森を抜ける小道を逃げていた。私のかつて所属した第82空挺師団は予備部隊であったが、
敵の前進を食い止めるために送り出された。
第82師団の落下傘兵たちは昼も夜も行進して、アルデンヌの森を抜ける小道に阻止陣地を築いた。
彼らの任務と権威と責任は、逃げてくる米軍部隊と協力し、ナチスの進撃を食い止めることだった。
そして彼らはそのとおりに実行した。
1台のアメリカ軍の戦車--死をもたらす30トンの鉄塊--が森を抜ける小道を逃げてきた。
その道の脇に1人ポツンと落下傘兵が立っている。カメラマンがとらえたこの若者は、
落ちくぼんだ目に3日間伸ばしっぱなしの無精ひげ、手にはM1ガランドを持ち、背中にはバズーカを担いでいる。
片手を上げて逃げくる戦車を止めた。戦車がぎりぎりと止まってから、疲れた落下傘兵は戦車長を見上げて尋ねた。
「よう、避難場所をさがしているのか」
「ああ」戦車長が答える。
「それじゃ、おれの後ろに戦車を駐めろよ。おれは第82空挺部隊員だ。あんちくしょうどもをこの先に通しゃしない」

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436 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/12/26(金) 03:00:13 ID:???
684 :675:2008/01/27(日) 12:34:36 ID:NBmy+f5d0
おはよう

俺のじいちゃんが戦争中に山で体験した話

じいちゃんは戦時中に看護兵として旧日本軍にいた
その日は別のキャンプに山を越えて移動する予定だった

その途中、知り合いの鈴木(仮名)を山の途中で見かけたが、
鈴木は何かを探しているのか一心不乱に地面を掘っている様だった

元々変わり者だったらしく、その時は特に気にしなかったらしい
その日は無事にキャンプに着くことが出来て安心していたが、
そこのキャンプには全身火傷で変わり果てた鈴木が寝ていた

山の途中で見かけたのにこんなに早く到着しているわけはなく、
見間違うわけもない(鈴木の腕にはあまり見かけないお守りがっ縫ってあった)

不思議に思って尋ねようとしたが鈴木はとても喋れる状態では無かった

次の日敵軍の急襲にあった
看護兵なのでとりあえずある程度のところまで逃げなければならないらしく
山中を必死に走って逃げた
すると急に落とし穴に落ちてじいちゃんは意識を失った

銃弾を腹に2発程度撃たれてはいたが致命傷にはならず何とか敵軍が消えるのを待つことができた
静かになり外に出ると同じように数人が穴に落ちて助かったらしい

後から気づいたらしいがその穴には鈴木の私物(小物)が落ちていた・・・

戦時中のその山では、死んだ者や負傷した者の生前の元気な姿を遠くに見る人が多いらしい

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382 名前:名無し三等兵[] 投稿日:2008/12/14(日) 23:20:24 ID:4EXdmvk8
戦国自衛隊(映画)で自衛隊員が夜這いに行って味方の足軽かなんかと出くわすシーンがあるけど
実際の戦地で、敵同士であんな事ってあったんだろうか。
日本軍と国民党軍とかイタ公とブリテンとかでありそうだが。


386 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/12/15(月) 20:59:25 ID:???
>>382
西南戦争で薩軍が宮崎に後退していた頃。

大淀川を挟んで政府軍と薩軍が対峙していたが、
宮崎の遊郭では壁を挟んで両軍の兵士達が遊んでいた。。。


その西南戦争の序盤の熊本城攻防戦。
薩軍士官の宇都宮が先陣切って突撃を図るも銃列の前に奮戦空しく戦死。
これを見た宇都宮の元同僚の官軍士官が

「宇都宮を 撃つ身になりにけり」

と詠むと、対峙する薩軍兵士が

「撃たれてもなおうつのみや」

と返したと言う。
これは「宇都宮」と「撃つのみや」を掛けている。


「段山の屁戦」も西南戦争序盤の有名なエピソードだが、
肉親知人友人が相打つ日本最後の内戦終盤は壮絶なものとなった。
戦死した薩軍兵士の陰茎を切り取りその口に咥えさしたり陰惨なエピソードが…

一方、薩軍も薩摩に古くから伝わる「ひえもんとり」を官軍兵士の戦死体で行ったとも言うが…

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290 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/11/09(日) 20:31:14 ID:???
索敵飛行も回を重ねグラマンとも何回か渡り合っていた頃ですが、
その日は珍しく何事もなく「帰投するぞ」の声に念の為、双眼鏡で左下を見ると、
大型機が黒い煙を吐きながら南へ飛行しているのを発見。
相棒の曹長の肩を叩きながら伝えると、「よし」といって半転、敵機の後方約500mにつけ双眼鏡で確認すると…

つづきはwebで
ttp://ohanashi.okigunnji.com/backnumber/te12.htm


索敵飛行も回を重ねグラマンとも何回か渡り合っていた頃ですが、
その日は珍しく何事もなく「帰投するぞ」の声に念の為、双眼鏡で
左下を見ると、大型機が黒い煙を吐きながら南へ飛行しているのを発見。

相棒の曹長の肩を叩きながら伝えると、「よし」といって半転、敵機の後方約
500mにつけ双眼鏡で確認すると、驚いたことに垂直尾翼の真下の銃座が
欠落、尾翼もブラブラかろうじて垂直尾翼がついている状態でした。

「下に廻るからよく観察しろ」とやや高度を落とし下部の銃座を見ると、
大きな穴が空き、ロックが壊れたのでしょう爆弾倉は空いたままです。

「上に廻る」と高度をあげ、少し接近して上部の回転式銃座を観察すると、
こちらの機に気がついたのか銃座が回転して機銃が我が方に向きましたが、撃ってきません。
よくよく観ると、機銃手は放心状態で最早戦意はなく、じっとこちらを見ているだけです。

「前に廻る」と速度をあげ、敵機の左側上空にでて操縦席を見ると、
左側3分の1程度が欠落、副機長が懸命に操縦していますが、左の
エンジンは2基とも止まり、オイルが燃えて真っ黒な煙を吐いています。

被弾状況から判断すると、高射砲の至近弾で満身創痍となったのでしょう。

「撃たないのでありますか」との答えは「俺は手負いの鹿は撃たない、
よく見ておけこれが空の要塞といわれるB29だ」

ゾクゾクしました。
実物のB29を間近に見たことよりも、必死になって飛び続ける姿に感動しました。

無線機の周波を変え緊急信号(メ-デ-)をとらえようと検波しましたが、上手く同調しません。

「海面をよく見張っておれ、潜水艦が現れるだろう、敵機の僚機にも注意しろ」

眼を凝らして四方を見渡すと潜水艦らしき姿。潜望鏡深度で、
B29の後を追うように航行するのを発見しました。

「潜水艦は急浮上するぞ」との相棒の声。
まもなく急角度で潜水艦が浮上するのが見えました。

私達はB29の周囲を旋回しながら監視を続けていましたが、
ほどなく潜水艦のハッチが開き、水兵が高射機関銃のカバ-を
外してこちらを狙っており、命令を待っているようです。

艦橋のハッチが開き2.3人の将校らしき姿が現れ、双眼鏡でこちらの様子をうかがっています。
B29は海面すれすれに飛び着水を試みようとしていますが、
機体の破損状況から、水平に着水すれば、衝撃で操縦席は吹っ飛ぶでしょう。

機首をやや上にあげ尻餅を着くように着水するのがよいと一瞬想いましたが、
そうすれば、機体の破損は胴体の下部が酷いようなので、機体は衝撃で
真二つに折れるだろう、どちらを選ぶかと思っていたら力が尽きたのでしょうか、
水平に突っ込むように着水しました。

案の定、操縦席は吹っ飛び爆弾倉と機体の前部から海水が雪崩れ込み、
大きな機体はみるみる沈んで行きます。

操縦士は、我が身を捨てて生き残った者を助けようとしたのでしょう。
潜水艦から救命ボ-トが救助に向かっていましたが、上空から見ると
沈んでゆく機体に近づくのが遅く感じられ、我を忘れて「早く、早く」と念じました。

その時は戦争を忘れ、まるで映画を観ているようでしたが「潜水艦の銃を見張っておれ」との
声で我にかえりました。B29からは間一髪で何人かが救助され、やがてその大きな機体は
波間に消えました。
 
上空を旋回していると、潜水艦の艦橋で一人が挙手の敬礼をしているのが見え、
私も思わず敬礼をしました。

潜水艦の上空を飛び翼を僅かに振って飛び去りましたが、後ろを振り向くと
艦橋にまだ人影が見えましたが、その姿は、私の目には「ありがとう」と
言っているように映りました。

「今日は何かあったか」と聞かれ、言いたいことは分かりましたので、
ついつい冗談口がでて「本日は晴天なり」。

「こちら○○機、索敵異常なし、ただいまより帰投する ○○○○(時間)」と打電していると、
相棒の「やり切れんな」との独り言が聞こえました。

この「やり切れんな」の中に戦争の残酷さと空しさが込められているのを感じた次第です。
 

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260 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/22(水) 16:34:54 ID:???
>>243
>>249
のエピソード、リチャード・コリヤーの空軍大戦略に書いてあったの記憶している。
自分が読んで印象に残っているエピソードはハンス・ハーン少佐が英軍のスピット
と格闘戦をしていたのだけれど、実は彼のメッサーは弾を撃ち尽くしてしまっていて、
それを相手に悟られないうちになんとか逃げ出そうと必死になっていたら、実は相手
も弾を撃ち尽くしてしまっていて、ほどなく双方ともその事実に気がついてなぜか2機
翼を並べて仲良く並行状態に。で、お互い顔を見合わせて大笑いになったとか。
BOBの時はまだお互いに憎しみ合う事もあまり無く一種のスポーツ感覚で戦争して
いたようです。

261 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/22(水) 17:32:57 ID:???
>>260
フィンランド空軍のエースの自伝にも同じような記述が
ありますよ。
えらい腕の良いロシア軍機と空戦になってぐるぐると回る。
互いに弾が無くなったので手を振って「さよなら」したそうな。
 

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