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軍事板「戦時中、戦場でのほのぼのとした話」スレまとめサイト
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607 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 23:18:47.11 ID:???
ほのぼのとした話というよりオカ板に書くべき怖い話になるけど書いちゃってもいいかな?

日本海軍がセレベス島のケンダリーを占領した一月二十四日の後のこと。
その日の午後、ケンダリーに到着した一○○一空の隊員達が飛行長の命令で宿舎を探し、オランダ軍のとある兵舎を見つけた。
しかしその兵舎は実は、夜の十二時が過ぎると必ず窓際に寝ていた誰かがうなされ、大声を上げてとび起きるという・・・。
こうした事件はあとを断たず、毎晩続いたそうな・・・。

九六式陸攻の機長であった東秋夫一飛曹は、ペアをからかいながらも実験台にたってみることにした。

午前三時頃、自身の足元に黒いものが近づいたかと思うと、足先から痺れ始めた。
足を動かそうとするが、その足は動かない。
そのうち胸を圧迫し、どうにもならなくなった東一飛曹は、横にある拳銃を握った。
途端に、手に力が入り、幽霊を払いのけたのだった・・・。
<続く>


608 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2013/02/24(日) 23:33:56.57 ID:???
<続き>
気がつくと東一飛曹の体はびっしょり汗をかき、隣の部下が彼をさかんに揺さぶっていた。
部下曰く、あまりの大声にびっくりしました、という。

一○○一空総員は仕方なく一キロ離れた西の方にあるトタン屋根の小屋に引っ越すことにした。
ケンダリーの幽霊話は南方各地の海軍航空隊に広まったそうな。

しかし引っ越した先のトタン小屋でも同じ事は毎夜起こった。
しまいには入院患者が出だし、不寝の番兵までがうなされる始末だったという・・・。

<『奇蹟の中攻隊 予科練一期生の生還』(著 東秋夫 光人社NF文庫)より>



609 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2013/02/25(月) 00:23:34.18 ID:???
>不寝の番兵までがうなされる
不寝番が寝てちゃダメだろ 幻覚を見てもダメだろ

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