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軍事板「戦時中、戦場でのほのぼのとした話」スレまとめサイト
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471 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 17:50:02.66 ID:???
栃錦はやっと十両に昇進したときに軍隊にとられたが、その新兵時代に
相撲に自信のある古参下士官がいて、「おい、そこの大塚というデッカイ新兵、
相撲で鍛えてやるからマワシをつけろ」と、ご指名をうけた。

その古参下士官はまさか彼が本職で、しかも十両力士だとは夢にも知らなかった。
栃錦は、相手は上官だから手加減をしようか・・・と思っていたが、古参下士官は
栃錦の素振を(この初年兵、おれを怖がっているな)と解釈して「うおおう」と
双差しを組んできた。
栃錦は、なるべく優しく巻き返して古参下士官を土俵に沈めたが、負けず嫌いの
下士官は「おい、もう一番来い!」
だが、三番とったが結果は同じ。むきになる下士官に初年兵の一人が声をかけた。

「班長殿、いくらなんでも十両には勝てませんよ」
大相撲の十両と聞いても、その下士官はしばらく信じられない様子だった。
それほど栃錦は小兵であったのである。
しかし、相手が本職の十両だと知ると、他の兵隊たちも
「本職と取り組んで、あそこまでやったのはさすがに古参士官殿だ」
何とか面目は保てた。

「栃若時代」 小坂秀二著



472 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2013/01/21(月) 23:36:25.38 ID:???
wikiだと178cm、132kgってある
十両の時はもっと軽かったんだろうけど(1947年入幕時75kg!)、身長178cmは当時としてはかなりの長身だ
今だと190cmの大男に170cmの普通人が挑みかかるようなもんか

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