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244 名前:名無し三等兵[] 投稿日:2007/03/25(日) 11:51:32 ID:Va/FOeFO
宮古島へ連日の空襲が途絶えたと思ったら、
上陸用舟艇でアメリカ兵が上陸してきた。
アメリカ兵が両手を上げて歩いてくるので、
警備隊はアメリカが降参したのだと思った。
アメリカ兵は紳士的な態度であり、通訳も居なかったため
守備隊は日本が勝ったことを疑わなかった。
とりあえず腹が減っていたので、
食う手真似で指図をしたらパンをくれた。
その後、もっと食料を欲しいと言ったら、
武器を見せて置けと手真似するので、食料と交換するのだと思って、
ニコニコと並べ、いろいろもらった。
やがて次の日、隣の島から連絡兵が来て日本の降伏を知らせられて
守備隊員は、みんなびっくり仰天。
てっきりアメリカが降伏したのだと思い込んで、威張っていたのだ。
249 名前:名無し三等兵[] 投稿日:2007/03/25(日) 16:21:14 ID:Va/FOeFO
>>244-246 実話だよ。
アメリカ兵が手を上げて近づいてきたのは、降参していたのでなく、
俺たちに手を上げろの意味だったと、後で気づいた。
とにかく腹ぺこだった。
武器を集めたのが武装解除だったと気づいたのも、しばらく後のことらしい。
「戦争聞き歩き」(新風舎)p.58-161 山川幸一氏の談話。