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693 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 21:19:09 ID:???
戦時中ではないが、ガダルカナル戦で活躍した百武晴吉中将の
兄の逸話に、こんなのがある。
百武家の五男である源吾氏が海軍兵学校(30期)時代に
31期の下級生に薩摩藩島津氏の家老であった川上氏の末裔を
名乗る者がいたらしい。
百武源吾氏は兵学校でも特に優秀な人物で、名前は知れ渡っていたが、
川上何某は「戦国時代に百武家の主君である龍造寺隆信の首をとったのは
俺の先祖だ。大将を守れなかった一族の末裔なぞ大したことないわ」と
吹聴していたらしい。
たしかに百武氏の先祖、賢兼は戦国時代、肥前の龍造寺氏の四天王で
あったのは衆知の事実である。
この噂を知己の者が源吾氏に密告してきた。この話を聞いて源吾氏は
「3百年前の過去の栄誉をかさにきる川上何某は、これから世界の海へ
目を向けてる日本海軍の大望には浮き草のような存在よ。
未来の栄光を築くことに遠回りしてしまう憐れな奴だ」と
一笑にしたという。
この逸話が嘘か真実は分からないが、兄の百武三郎氏は海軍大将、当人は
兵学校30期で唯一の海軍大将、弟の晴吉は陸軍中将に昇りつめている。