803 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 14:32:04.04 ID:???
広島の話が出たので、ほのぼのとは違うが
一人の決断が大勢の生徒を救った話をいくつか。
広島島市内で行われた建物疎開は場所にもよるが
死亡者99%~75%、一学年全滅すらあったが
逆に300名の生徒と8名の教師全員が無事だった学校がある。
当時の比治山高等女学校は鶴見町へ作業同位される予定だったが
校長の決断が生徒たちを救った。
805 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 14:47:47.57 ID:???
前日の八月五日夜、ラジオは土佐沖に大型爆撃機40機集結のニュースを流していた。
「狙いは広島か?」
比治山高等女学校の国信校長は
至急学校へ駆けつけ他の先生と夜二時まで警戒に当たっていた。
美しい星空を眺めていると、突然風が止んだ。
「明日は晴れ…風もなければ朝方から空襲もあり得る」
明朝七時半には生徒たちを現場に向かわせなければならない…だが、明日は空襲がありそうだ。
どうしたものか悩み続けたまま夜が開けた八月六日朝七時、広島市内に警戒警報が鳴り響く。
校長は決断した。
「空襲がくる…防御設備がない作業現場へ生徒を出せば死なせてしまう」
警戒警報では出動しなければならないのだが、
登校していた生徒たちには教室待機を命じ、
「出動時間は過ぎているのに比治山高女はどうした」と問い合わせが来るなか、
8時15分が過ぎた…300人の生徒たちはこうして生き延びた。
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