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249 名前:白い嘘[sage] 投稿日:2008/10/21(火) 23:06:05 ID:???
バトル・オブ・ブリテンのさなかのことである。
イギリス沿岸部上空で、一機のドイツ戦闘機が撃墜された。
パイロットは下の畑地に不時着を試みたが、気がつくと、軸線上に子供がいるではないか!
敵国民だが子供を殺すことはできない。
パイロットは必死に機を立て直そうとしたが、最後には諦め、愛機もろとも自ら地面に突っ込んだ。
パイロットが意識を取り戻したのは、さる農家のベッドの上であった。
瀕死の重傷を負いながら、付近の住民に助けられ、九死に一生を得たのである。
我にかえるや彼は片言の英語で叫んだ。
「子供っ! 子供は無事ですかっ!」
「安心しなさい、大丈夫じゃ」
そばについて看病していた年寄りの農夫がなだめると、パイロットは再び枕に沈み込んだ。
「よかった‥‥よかった‥‥」
と小声でつぶやきながら。
農夫は嘘をついていた。子供は土をえぐりながら暴走する機体にはねられ死んでいたのである。
250 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/22(水) 00:07:57 ID:???
それは泣ける話じゃのう……
251 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/10/22(水) 03:12:48 ID:???
両方共に立派だよな
なんつーか戦場に於ける理性の残光って感じがするよね・・・・
252 名前:名無し三等兵[] 投稿日:2008/10/22(水) 03:16:05 ID:AlKhwuxB
おれ号泣状態・・。