MENU | MENU | MENU | MENU | MENU | MENU |
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
8 名前:名無し三等兵[] 投稿日:2009/05/16(土) 19:29:49 ID:+ub4XT9f
ある予科練生達の話(訳あって何期生かは伏せておきます)。時期は台湾沖航空戦の前かな?たぶん。
松山航空隊から台湾へとえっちらほっちら移動になり、そこで訓練を受けることになった一同。
ところが次第に戦局は悪くなり、雲行きは怪しくなる一方。
基地にもたびたび攻撃を受け、練習飛行中の仲間が攻撃してきた敵機に落されたりと、それは穏やかとは程遠い状態が続いた。
飛行中にやられるのも怖いが、爆撃も怖い。が、予科練生たちにとって、敵の爆撃が飯時の直前に始まるのが一番辛かった。
というのは、爆撃が始まると、主計兵が調理をほったらかして防空壕に逃げてしまい、その日は飯抜きになってしまう。
16かそれくらいで徴兵されてきた食べ盛りの予科練生にとっては、正に生き地獄。
そこでさっそく一計を案じた予科練生たち。空襲が始まると、主計兵が火を消してさっさと防空壕に逃げるので、
火が消される前に飛び込み、主計兵に代わって調理を継続しようという事を決め、
朝食の場合はお前の班、昼飯の場合はお前の班、としっかりと時間帯に合わせた役割までも定められた。
そして翌日。偶然にも朝飯前に米軍機が来襲。指定された班はダッシュで厨房に駆け込み一言。
「早く逃げろ!でも火は消すな!」
そして主計兵に代わって、爆撃の中、必死になって飯を炊いたそうな。
爆撃をやり過ごした予科練一同、目標の飯は守ったが、「でもこれ、命令無視じゃねぇの…?」とみんなガクブル状態。
ところが、士官も怖~い教官も、爆撃後に温かい飯が食えると大喜びしてくれ、一切のお咎めなしで済んだそうな。
その日以降、その基地では爆撃が始まっても飯は作り続けることになったとか。
9 名前:名無し三等兵[] 投稿日:2009/05/16(土) 19:40:18 ID:FGEwfv5A
毎日当たり前に飯が食える私
先人に感謝だ
10 名前:名無し三等兵[] 投稿日:2009/05/16(土) 19:49:19 ID:+ub4XT9f
>>8
あ、徴兵じゃねぇや、この人たち志願兵だった(滝汗
11 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/05/16(土) 20:24:28 ID:???
メシの力は偉大だねぇ。