614 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 20:53:44 ID:???
ビルマからタイへ転進していた給油車の運転兵の話。
単独行軍でタイへ潰走の途中、エンジントラブルで給油車が止まり、
今日はここで野宿して明日修理しようと思っていたら、ビルマ人女性が
現れて「メシをご馳走したい」といいなさる。同乗の助手の一等兵は
「ビルマ人は日本に対して反乱起こしたらしい、メシに招いて毒殺する
腹積もりでないか」と警戒する。
せっかくだから・・と運転兵のほうはビルマ人女性宅へお邪魔して
夕飯をご馳走になりました。寝床も用意されたので、警戒する助手を
尻目に一晩お世話になる。
朝になったら体にも変調がなし、純粋に私たちを歓迎してくれたことに
二人は感激し、お礼をするものがないので、給油車から
サイダー瓶数本にガソリンを入れてきてお礼とした。
ところが、ビルマ人女性宅の親父さんぽいお方が飲み物と勘違いして
口をつけた。身振り手振りで、ガソリンです、と説明はしてたものの、
親父さんのほうには伝わらなかったみたいです。
親父さんがしかめっ面して「これはなんじゃ!」みたいなアクション
してきたので、二人はとにかくビルマ語で「ありがとう」と言って
一目散に逃げ出してきたとのこと。
[2回]
PR