665 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2013/03/12(火) 03:37:43.28 ID:???
サイパン島に上陸した米軍を叩くため、銀河爆撃隊の護衛となった
零戦「虎部隊」の菅原氏。
米軍の対空砲火で被弾し、機体が火達磨になってアスリート飛行場に強行着陸
したが、そこはすでに米軍の占領下におかれていた。
燃える機体からひきはなされ、大ヤケドを負っている菅原氏に米兵が数十人とりまき、
外科治療を行い、一段落して点滴治療がはじまった直後に、突然に銃撃が始まった。
薄暮の日本兵の反撃である。銃撃がはじまった途端、菅原氏のまわりにいた
米兵はすばやく掩体壕の下に掘られた穴に避退し、残ったのは衛生兵と菅原氏の
二人のみになった。
衛生兵は激しい銃撃になんら動ずる気色もなく、腹ばいになって、私の点滴に
注目していた。
この衛生兵の態度には、すでに死を覚悟していた菅原氏でさえ、顔の上二、三十センチ
を飛ぶ銃弾には、あまりよい気持ちがしなかったから、その任務に忠実なことに
感心させられた。
零戦「虎部隊」マリアナ沖の痛恨 元海軍上飛曹 菅原氏
666 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2013/03/12(火) 12:27:05.76 ID:???
侍魂と開拓者精神といったとこか。
667 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2013/03/12(火) 16:33:18.49 ID:???
>>665
その菅原氏は結局生きながらえたのか(だから今我々が知ることができるのだろうが)
それにしても衛生兵gj
668 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2013/03/12(火) 20:17:40.22 ID:???
>>667
まさに衛生兵魂。
例えは違うけど「軍医のお笑い従軍記」で著者の堀慶介先生が敵機の機銃掃射の真っ只中で手術する話があったなあ。
怖かったけど「手術中に死ぬなら医者として本望」と腹括って手術したと。
[3回]
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