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692 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2010/09/23(木) 19:02:42 ID:???
こないだシベリア抑留の経験があるおじいちゃんのお話を聞くことができた。
おじいちゃんは技術伍長で、ソ連軍の将校が使う電話機を修理したことで、
ちゃんとした食事を出してもらえるようになったんだそうな。
「こんな簡単な作りの電話機を修理できんで捕虜にやらすとは……」
と思ったんだとか。
ただ、日本軍の防寒着とソ連軍の防寒着では、
ソ連のものの方が作りが雑でも凄く性能が良いことに驚いたらしい。
「ドイツもこいつにやられたんだな」
と日本やドイツと、ソ連の冬季戦能力の差を実感したんだと。
693 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2010/09/25(土) 00:30:11 ID:???
ソ連赤軍の官給外套なんて生地が硬すぎ厚すぎ重たすぎなせいで服が「自立」するからな
日本帝国陸軍は仮想敵国的に満州が主戦場だから、戦前より通常の外套や冬衣とはまた別に
防寒外套(兎の毛をたっぷり)や防寒長靴(フェルト+革)や防寒帽とか
冬季装備はドイツやアメリカなんかよりよっぽど充実していたけどさすがにソ連には負ける。
694 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 00:10:37 ID:???
>693
兵隊同士が喧嘩になった時に綿入れの外套か何かを数枚重ね着したうえで
米軍供与のシャーマン戦車の付属品として付いてきたトンプソン短機関銃で撃ち合いやったら
弾が当たっても貫通しなかった、なぞという話があるくらいにはガッチリしとるみたいね>赤軍防寒着
まあ、それもフィンランドで痛い目見たからそこまでちゃんとしたものになったらしいが・・・
695 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 01:13:40 ID:???
流石にそれは…、ありえる…のか?
696 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 10:50:11 ID:???
防寒着をたらふく着込んだ赤軍兵が
ゾンビの如くウラーウラー唸りながら前進してくる絵を
想像しちゃった。
あれ?
普通じゃん
699 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2010/09/26(日) 11:50:52 ID:???
>695
いや、俺も最初読んだ時はポルナレフ状態だったがな、
だが大佐まで昇進した人が言ってるんだから、まるっと嘘とも思えんでなぁ・・・
ttp://www.geocities.co.jp/SilkRoad/5870/loza3.html
トンプソン、というか45口径の径の大きさと初速の遅さ、
そして軍用実包だからラウンドノーズ形状というのが組み合わされば、
ごっつい防寒具を貫通できないのかも知んない。
多分9ミリだと違う結果になるかと。
そういや銃剣でもナイフ形だと防寒具を貫通できないから、ってんでスパイクにしたところもあったような。
658 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2010/09/19(日) 23:48:11 ID:???
時は1941年頃の地中海。
北アフリカのロンメルへの輸送路を確保しようとするイタリア、ドイツ両軍と、
それを阻止せんとするイギリス海軍潜水艦との間でも死闘が繰り広げられていた。
だがいくら敵とは言っても船を沈められてしまえばただの遭難者である、
人道的にも彼らは可能な場合は救助されるのが普通であった。
もちろん情報収集という面でも彼らには大きな価値があったのだが。
それはともかく、イギリス潜水艦に収容されたイタリア人捕虜たちは、
救助してくれた感謝の意を示すため、また囚われの身の手持ち無沙汰を紛らすため、
そして実際的な理由からある労務を志願する者が多かった。
それは料理人である。
実を言うとマルタを根拠地としていた英海軍第10潜水戦隊の主力であったU級潜水艦は、
小型な部類であったために初期は専任の調理員が配属されていなかった。
このため乗組員の中から志願、または任命されたものが兼任する事となっていたのである。
だが「当たり」を引いた艦はともかく、「ハズレ」を引いてしまった艦では
海上封鎖を喰らっていたマルタの食料事情の悪さと相まって、
イギリス人基準ですらうんざりするような代物が食卓に並ぶ羽目となったのだ。
イタリア人達が料理人を志願するのも無理はない。
イタリア人“シェフ”達は限られた食材で見事な腕前を披露し、中には
「イギリスから出撃してからこっち、こんなに美味いもん食った事無ぇ!」と評されるものや、
魚雷の装填から士官室の給仕まで手伝ううちに英語を覚える者まで現れた。
しかしこれを見て「ヘタリアw」などというのは浅はかである。
かれらは主に輸送船の乗組員で軍人ではなかったのだし、
イタリア海軍対潜部隊は勇猛に、そして執拗に戦い、
多くのイギリス潜水艦を血祭りに上げていたのだから。
659 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2010/09/19(日) 23:48:59 ID:???
むしろこういう場合に始末に負えないのは、空気の読めないドイツ人のほうである。
あるドイツ兵はマルタで潜水艦から降ろされた際に桟橋の上でナチ式敬礼をやらかした揚句、
「ハイル・ヒトラー!」とブチかまし、居合わせた英軍歩哨に着剣した小銃をつきつけられる羽目になり
またあるUボート乗組員は「丁重な扱いを要求」した上に尋問を担当した第10潜水戦隊司令に対し、
「お前等の対潜作戦お粗末すぎm9(^Д ^)pgr」とイギリス側を扱き下ろしたのである。
戦隊司令シンプソン大佐はこの男の前で表情を変えないように必死だったに違いない。
なにしろこの大馬鹿者、延々と続けた自慢話の最中に、
イギリス側も掴んでいなかった重要情報、Uボートの可潜深度をバラしていたのだ。
さてイタリア人たちも潜水艦がマルタに無事帰投すると捕虜収容所に送られたのだが、
すっかり艦に馴染んでしまい「俺は降りんぞ!戦争が終わるまでずっとこの艦にいるんだ!」
と抵抗する者もいた。だが規則は規則、彼ももれなく収容所送りとなってしまった。
新しい友人を失った悲しみで乗組員たちの士気が下がったのは想像に難くない。
彼こそ「こんなに美味いもん食った事無ぇ!」という料理を作った“シェフ”だったのだから。