594 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2011/07/31(日) 20:14:57.93 ID:???
小ネタだけど。
大阪市内にあったじいさまばあさまの住まい。
家の裏にちょっとした庭園をこしらえていたんだが、石灯篭にだけ、いつまでも苔がつかない。
じいさまに聞いてみると「一度、火であぶられた石には苔がつかんのや」。
戦前、同じところにあったじいさまばあさまの家、
大阪大空襲で跡形もなく焼けてしまい、何とか残っていたのが石灯篭だけだったのだ。
戦後、家を建て直したとき、戦前の家の思い出のよすがに、石灯篭を庭園に据えたのだった。
平成の世になってじいさまが亡くなると、子供一同でビルを建てようということになり、
ばあさまは最上階に住まいを設けて子供や孫で面倒を見ることに決定、
思い出深い家も取り壊し、石灯篭も処分してしまったが、
「今はビルだらけになったけど、空襲の直後はここから大阪城のあたり(軽く数キロある)が見えてたんやで」とは、ばあさまの思い出話。
595 名前:ハインフェッツ ◆L81ZQG5HXc [sage] 投稿日:2011/08/01(月) 10:00:01.53 ID:???
多分、高温の炎にさらされる事で石材表面の細かな傷や皹が
溶けて塞がっちゃうから苔が付かなくなるんだろうな。
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