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771 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/03/03(火) 16:12:12 ID:???
戦後、横須賀には米海軍が進駐してきたので、進駐軍ベース前の
通りは、かつて書店や菓子屋だった店が、ヒトヤマ当てようと、軒並みバーや
写真屋にリニューアルしていった。
当時、「ニューシカゴ」というバーを経営してたパパサン、ママサンの
話では、アメリカ式ギンバエは凄まじかったそうだ。
ある夜、馴染みの青い目をした一等兵曹が、「パパサン、ウィスキー
タクサンタクサン、プレゼント」といってきた。
「明日午前6時に車でゲート前に来い」というので、約束どおり、自転車に
乳母車みたいなモノを引っ張らせたシロモノで来てみると、「ノー、ノー、
トラック、トラック」と彼が怒鳴っている。
見れば、彼はトラックに山とウイスキーを積んでいた。
また、別な米人二等下士官が、ある夜「マスター、船イラナイカ?」と
いうので、「いるよ」といったら「明日の朝、三笠ポンドに来い」というので、
現地にいったところ、上陸用舟艇2隻を引っ張ってきた。
マスターは、てっきり「手漕ぎボート」ぐらいと思っていたので、目の前の
軍用艇にあきれはてて、尻込みしていたところ、舟艇を追いかけてきた
監視艇が現れた。
当の二等下士官はあわてて逃げ出したが、そのうち捕まった。
「やれやれ、俺は乗らなくてよかった。乗ってたら、ともに軍法会議だった」
と、マスターは胸をなでおろしたという。