117 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2008/08/03(日) 08:18:01 ID:???
昭和14年、千歳航空隊の開隊式後の打ち上げを楽しみにしていたのに
噂ではケチな経理長のおかげで酒は一人一合となる予定だと聞いた開隊委員たちは
昼間の式で倉庫からリヤカーで酒を運び出す役目をかって出て、酒やビールをどっさり積み込んでは
半分ずつくらいを土中に埋めたそうです、飛行場の土は火山灰のため逆さにして足でギュッと踏むと簡単に土にもぐったとか
おエライさんたちや経理長は酩酊しているのでこれに気づかず、まんまと300本ほどの戦利品でおおいに騒いだということです
後に空っぽになった倉庫を見て地団太を踏む経理長の横で千歳空司令は愉快そうに笑っておられたと司令の従兵が言っていたとか
翌年、こうして酒の略奪を笑って見過ごしてくれた千歳空の松尾司令は航空機搭乗中に北海道の山腹に激突、殉職されました
この手記を書いた方は「善い人たちはなぜ早く死ぬのだろう」と書き残されています
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