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14 名前:12[sage] 投稿日:2006/05/19(金) 23:08:58 ID:???
お詫びに身近な話を。
日本の敗戦時、満州国・奉天のある中国人一家。
尾羽打ち枯らして逃げてきた日本人の家族をかくまい、食べ物を与え、
追っ手から逃がしてあげた・・・ことが、文化大革命のときに問題になり、
家族は街を追われ、家も取り上げられ、農村に追いやられる羽目になった。
・・・だが、一家の主は考えを曲げなかった。
「日本人にもいい人はいた、困っている人を助けてあげて、何が悪いというのか」。
文革が終わり、四人組逮捕の頃になって、やっと一家は「名誉回復」し、
もとの街に住むことができたのだが、かって住んでいた家は他人の手に渡っていた。
「中国人にも同胞を同胞とも思わぬ悪い人がいるではないか」。
日本人をかくまった頃は幼かった父親は、祖父からの薫陶を受け、
娘を育てるときに、娘に言って聞かせた。
「日本人にも中国人にもいい人も悪い人もいる、お前はそれを正しく見る目を持ちなさい」。
娘は日本に留学することになり、父母はその学資のため、貯えを全て吐き出した、
「本当によい機会だ、お前が日本も中国も関係なく、よい人にめぐり合えることを祈っている」。
「そんな教えを受けてこの国に来ました、何でも学んでいこうと考えています」。
・・・以上は、その娘さんから、オレが直接聞いた話。