151 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2011/03/23(水) 14:35:41.54 ID:???
故・三代目江戸屋猫八が従軍していたころの話。
輸送船に乗り込み北へ南へ駆け回っていた猫八さん。
ある時、寄港した港街に上陸すると、大好物のバナナが安値で売っているではないか!
「やっぱり南方にはバナナの木が多くて安いをだなぁ。船のみんなにお土産になるし、買って帰ろう」
ところが、出されたのは熟してない青いバナナ。
船に戻ると
「現地の人はそれを食うんだよ。日本人むけの店で買わないと」
「必ず間違えて買ってくるのがいるんだよなぁ…」
古参兵には笑われて意地になり、シャツに包んで抱いて寝たり、なんとか熟させようとするが上手くいかない。
最後の手段として仲良しの機関兵に頼み、ボイラーの側に吊してもらうことに。
「ウーン、無理じゃないかなぁ」
「頼む!上手くいったら半分やるから!」
渋い顔して引き受けてくれた機関兵、翌日苦笑を浮かべてしなびたバナナを渡してくれたそうな。
152 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2011/03/23(水) 17:24:19.43 ID:???
いわゆる、クッキングバナナだね。
火を通すと美味しくなる。
155 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2011/03/24(木) 20:15:47.11 ID:???
「猫八師匠の バナナは しなびて しまいました」
というと別の風情が(を
156 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2011/03/24(木) 23:23:59.48 ID:???
バナナ繋がりだと、末期になって輸送船だったか駆逐艦に配属された少年兵が
「よく来たなあ。軍も物資は足りないがバナナでもどうだ」
→
「故郷の弟を思い出す…とりあえずこれ食え。(バナナ)」
→
「お前が新入りか?内地じゃ長らくバナナなんて食べてないだろ。食え」
→
「バナナ(以下略)」
てな感じで次から次にバナナをもらった話を聞いた覚えがあるけど
食糧としてバナナを積み込んだ船て多かったのかな。
[5回]
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