771:キレナイカのトンカチ 09/23(金) 22:15 8h6Ff7/3O
(州)第二次大戦中【州】
イタリア空軍の無線操縦の第一人者フェルディナント・ラッファエ-リ准将は、
北アフリカのトリポリ沖に遊よくする英軍艦に対して
サボイアマルケッティSM.79攻撃機で体当たり攻撃を企てた。
当時の技術力では、完全な自動操縦は不可能だったので、
操縦士は機体を離陸させた後、無線操縦に切り替えてパラシュートで脱出した。
やがて無線操縦された機体は目指す英艦隊上空に到達した。
それにもかかわらず、何故か降下することはなく、
そのまま敵の頭上を飛び越えて
北アフリカの砂漠地帯に墜落したのである。
かくしてラッファエリ准将は、「無人機による最初の敵艦攻撃」の栄誉は逃したものの
かわって「無人機による最初の地中海縦断飛行」に成功したのであった。
[2回]
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