970 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2014/11/12(水) 19:12:46.83 ID:SPqkBnv6 [1/2]
ソ連最末期のころ、日本の某港にソ連の客船が入港したことがある。
出張で某港町に出かけ、朝メシをマクドナルドで食ってたおれに、
金髪のおっさんが話しかけてきた・・・けど、
日本語と片言英語しかわからないおれ、何を言ってるのかさっぱりわからない。
仕事用のメモ帳を出してきて絵を書いて筆談すると、どうやらこの町の観光名所に行きたいらしいが、
こっちも地理には不案内。
しまいにゃ大汗かきながら、昼メシ食うところを探すのに持ってたガイドブックを引っ張り出してきて、
ああだこうだの説明が終わると「スパシーヴァ」。
その言葉だけはわかった、おっさん、ロシア人だ・・・そこで、ふと店内を見渡すと、
なんだかあか抜けない服装の、老若男女取り混ぜたおっさんの仲間が、もそもそとセットを食っている。
ゴルバチョフ政権になって、モスクワにもマクドナルドができたはいいが、
ファーストフードというよりは値段の問題で中級レストラン並みの扱いだった、と、
日本でも報道された時代の話だ、
まずは西側に来たならマクドナルドで朝食を・・・ってところだったのか。
ガイドつけるなり、せめてロシア語の地図配ってあげるなりしろよ、と思ったのは、当時のおれのおせっかいなんだろか。
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