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460 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2010/06/25(金) 17:26:21 ID:???
今は亡き三代目江戸屋猫八こと岡田六郎氏の話。
ある時、師団の演劇会が開かれることになった。
「お前はいつも面白いし、猫八の息子だから」と部隊で送り出され
「ヨシ、そんならいつも通り笑わせてやろう」と乗り込んだのは良かったが
客席の真ん中に陣取ったいかつい顔の師団長が笑ってくれない。
師団長が笑ってくれないとみんななんとなく遠慮して笑わない。
「優勝しますと勇ましく来たのにこれはマズイ」
名優古川ロッパ師匠譲りの芸もやるけど笑わない。
総合火力演習よろしく次から次に持ち前の芸を繰り出すがダメ。
しかたないので最後の〆に時計のモノマネをしたところ
「ただいま○○時です。ボォーンっ、ボォーン」
普通、誰も笑わないつまらない芸なのだが、師団長閣下、何がツボだったのか
「ボォーンっボォーン」のところで大口開けて「ワッハハ」と笑い始めた。
芸は面白くないけど師団長が笑っているのが面白く
みんな一斉に笑いだし、めでたく優勝。
翌日は特別休暇をいただき、朝からのんびり寝ていられた。
他にもバナナを釜室で熟させようとした話や
古参兵の優しさにほのぼのする話など、体験記に書かれています。