33 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2014/01/16(木) 21:31:49.94 ID:???
戦時中の話ではないが
当時の皇族の男子と言うものは当然のごとく陸海軍軍人として教育を受けるわけであるが、
教育内容はともかく、生活一般は他の生徒とは扱いが異なり、お付き武官が付いて回り色々と世話を焼き、時には厳格なマナーの指導をするものでした。
海軍に回った皇族の場合だと江田島の海軍兵学校に入学され教育をうけるのですが、この江田島という場所は良く言えば世俗の誘惑を断つ島であり、
休日と言えばクラブ(といっても下宿の二階)でレコード聴くか、将棋を指すか、駄菓子を喰うか、もしくは古鷹山に登山するぐらいというまさに質実剛健な教育環境でした。
という事で兵学校下級生などは俸給を頂いても呉の市街地で悪い遊びを許されるわけでなく、酒を飲めるわけでなくといった所なので精々駄菓子を買うぐらい。
とはいえ、一般生徒ならともかく皇族ともなれば下賤の駄菓子なんか食べて腹を下してしまうと、お付きの者は腹を切らねばならぬような時代、
買い食いするな衛生に気をつけろと口酸っぱく諭しても、そこは同級生の悪ガキに感化されるため一つも言う事聞いてくれない。
という流れがあったため、高松宮殿下(昭和天皇の弟宮)は俸給を取り上げられていたようである。
なお、殿下は殿下で駄菓子屋で誰かを見つけると、「オイ50銭貸してくれ」とか「饅頭1つオレにも呉れ」と隠れてやっていた模様
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