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28 名前:名無し三等兵[] 投稿日:2009/05/28(木) 13:05:03 ID:zM4l7YLD
婆さんから聞いた話。
うちの爺さんは戦時中、炭鉱内で捕虜を監督として使ってたらしい。
もちろん日本万歳な世代だし、相当過酷な労働を強いていたようだ。
爺さんはもともと川筋もんで、背はちっこいんだが気が荒い。
捕虜同士で喧嘩なんかが始まると、下駄を手に持って割り込んで
飛び上がって双方の頭を殴りつけてたようだ。そんな無茶苦茶な
一方で、病人なんかには上にばれないようにこっそり食い物を
差し入れたりしてたそうだ。今思えばなかなかの男気。
戦争が終わって米兵が爺さんを探してるという噂が町内に流れた。
監督として無茶苦茶殴ってたから、仕返しに来た!と思った
爺さんは慌てて裏山へ逃げたそうだ。
そして、実際に数名の外国兵が、家まで爺さんを訪ねてきた。
婆さんが腹決めて出てみると、リヤカー一杯の毛布や食い物。
身振り手振りで会話するに「爺さんに世話になったから」
ということらしかった。外人兵らは笑顔で手を振って帰って
いったそうだ。
爺さん逃げなきゃもっと格好良かったんだけどなw