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131 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2009/07/04(土) 04:50:28 ID:???
484 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2007/06/04(月) 16:53:28 ID:X/T3xWtI0
俺が小学校5年のころに、ひいじいちゃんが無くなった。病気や怪我で死んだ
わけではなく、老衰だった。98歳の大往生だった。俺に小遣いくれたり、一緒に
釣りに行ったり、燻製つくりをしたり、その他にも火薬の作り方とかも教えてくれて、
何でも知っていて、いろいろな遊びを教えてくれるひいじいちゃんだった。
大往生で無くなったので、葬式でもその後の宴会でもみんな和やかなムード
だった。ただ、一番懐いていた俺はやっぱり悲しくて、一人自分の部屋でシクシク
泣いていた。
客も皆帰って、ごく身近な親戚だけになったので、風呂に入って寝た。当時寝て
いたベッドは、二段ベッドの下がない様なもので、横になると田んぼと家の前の道路
がよく見えた。暑くて目が覚めて、何となく窓のほうを見ると、白い着物を着た人間が
スーッと移動していた。そして、その白い人はピタリと止まると、こっちの方を向いて
片手をすっと伸ばして、頭の上でクルクルとまわしていた。よくは見えなかったが、
きっとひいじいちゃんに間違いないと思い、自分も必死にひいじいちゃんと同じように
、手を振り替えした。しばらくすると、またスーッと移動して消えてしまった。
大人になって気づいたが、あの時の手の振り方は、海軍の兵隊や軍人が帽子を
持って手を振る独特のものだった。「そういえばひいじいちゃんは、元軍人だったなぁ。」
とぼんやり思い出した。あの時の白い人は絶対にひいじいちゃんに間違いないと確信
した。ひいじいちゃんが、軍人だった頃に被っていた略帽?は俺が貰って大事にしている。
長文すまぬ。
ひいじいちゃん元気かなぁ。