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584 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2006/03/01(水) 01:43:49 ID:???
日露戦争時に「銃口蓋」という言葉を覚えられずに何度教えても「テッポのシャッポであります」としか言わなかった兵隊がいた(以下シャッポ氏)。
さてそのシャッポ氏が所属していた部隊がある陣地を攻略するとき鉄条網を破壊し突破するある作戦を計画した。
その作戦とは綱引きの綱を鉄条網にくくりつけてみんなで引っ張って破壊するというようなものだったとか。
しかし誰がその綱をくくりつけに行くのか?ネコの首に鈴を付けに行くネズミのようなもので誰も名乗り出ない。
このとき名乗り出たのがこのシャッポ氏でさっそく綱を持って敵陣に向かった。
シャッポ氏はのそのそと敵陣に向かって一人歩き出したがその歩き方はあまりにもゆったりしていた。
そのためか敵方も一体何がはじまるのかと呆気にとられていたのか全く発砲しない。
やがてシャッポ氏が鉄条網にたどり着いたあたりで敵サンもシャッポ氏が何をしようとしてるか分かり始めたらしい。
そして本格的な射撃が始まった頃にはシャッポ氏は一通りの作業を終えて味方の塹壕に戻り着いており無事に難を逃れた。
この作戦が成功したのかどうかまでは聞いていなかった。
以上比留間弘の「脱線陸軍よもやま物語」より、うろ覚えもあるけど大体こんな感じだったと思う。
よもやま関連は珍談、奇談のオンパレードなのでぜひおすすめ。