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54 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2005/04/08(金) 21:46:50 ID:???
日露戦争の頃の話。
どこかで長期対陣となり、日露両軍のちょうど真ん中辺りに、占領して保持す
るまでもない所だがそのまま放置するのもどうか、という微妙な丘があった。
はじめに日本軍が占領した。夜になってその部隊が麓に降りると、どこからと
もなくロシア軍が丘の頂上に陣取る。夜があけると日本軍の部隊がまたやって
くる。すると頂上にいたロシア軍は戦闘もしないで明け渡す。別に示し合わせ
たわけではないが、いつのまにかそんな習慣?ができてしまった。
とある日の明け方、日本軍は少し早めに頂上に来てしまった。するとロシア軍
がまだそこに居る。当たり前だが銃撃戦となり、ロシア軍は慌てて下山した。
翌日の明け方、今度は時刻通りに日本軍が頂上に着くと、そこにはロシア軍の
置き手紙があったという。
「昨日の部隊の指揮官は誰だ。まったくせっかちな奴がいるものだな」