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軍事板「戦時中、戦場でのほのぼのとした話」スレまとめサイト
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717 名前:最高にほのぼのとした実話[sage] 投稿日:2012/02/23(木) 14:52:55.76 ID:???
アドリア海の小さな島(人口67名)の守備隊にイタリア陸軍第XXX歩兵師団の名もない一分隊6名が派遣された。
分隊長以下6名は毎日平和に任務に就いていたが、何せ連合軍の上陸進路から外れていたせいで
敵は来ないは、することはないわで毎日暇を持て余していた。
士気の低下を恐れた分隊長は町の人に何か仕事を手伝わせろと、大工仕事や野良仕事を手伝うようになった。

走行していくうちに、分遣隊は街の人たちに溶け込むようになり、
やがて、部下も含めてそれぞれが恋人を作ってしまい、結婚まで誓うものさえ出てきた。

そんなある日の午後、久々にこの島に本隊の伝令らしきものが小舟でやってくるのが発見され、
全員が色めきたった。あわてて軍服を引っ張り出し、総勢で迎えに出た。
将校は敬礼を返しながら訝しげにつぶやく…

「ん?君らは何だ?ここで何してる?」

船から降りた将校は、終戦でこの島に戻ってきた元村人だった。

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無題
村になじんだところで終戦か。
このまま村に残った兵隊も居たんだろうか。
名無し三等兵| | 2013/07/11(Thu)01:14:40| 編集
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