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軍事板「戦時中、戦場でのほのぼのとした話」スレまとめサイト
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908 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2010/11/20(土) 14:27:25 ID:???
では、小学校の頃校長に聞いた話

昭和20年のある日、関東地方全域が艦載機の襲撃を受けた
日本の航空隊も全力で迎え撃ち、関東上空のあちこちで壮絶な大空中戦が行われた
が、うちの町は軍事施設が無かったため大規模な襲撃は受けず、遠くで響く爆発音や機銃音 
飛行機が急旋回する金切り音を聞いたり、上空を通過していく敵味方の編隊を眺めるだけだった

いい加減敵機が引揚げ始めたその日の夕方、当時生徒だった校長は、校庭全面を改造した芋畑で作業していた
すると紛れもない味方戦闘機の爆音が 見れば一機がよろめくようにこっちにやって来る
生徒も先生も大喜びで、全員芋畑の真ん中に集まって手を振りだし 飛行機も上空をぐるぐる旋回しだした

が、飛行機はふらふらと上空から離れていくと、いきなり超低空で学校の隣の農家の畑めがけて突っ込んできた
飛行機はそのままバリバリバリと轟音と共に不時着した
行ってみると操縦席で搭乗員が血まみれになって気絶している 機体全面には無数の弾痕が
先生たちが大慌てて搭乗員を校舎に運び、近隣住民と手厚く看護 そのおかげで搭乗員は息を吹き返した

その搭乗員曰く
「空中戦で被弾して、どうせなら畑や田んぼより広いところに不時着したいと思って、見えた国民学校に来た
 が、校庭でみんなが集まって手を振ってるもんだから危なくて不時着できない 上空で待っていてもどく気配が無い
 そうこうするうちに頭がフラフラしてきて、燃料ももう無い 仕方なく隣の畑に不時着した 
やっぱり畑は狭く、止まりきれず垣根に突っ込んで頭を打った」と

せっかくの好意が仇になった例
 

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